なぜ「市川真人」なのか?

「市川真人」に関するQ&A- 知恵袋, OKWave, 教えてGoo, Twitterなど

関連する記事のサマリーを読む

      芥川賞受賞作家・村田沙耶香が語る伝説的少女コミック「溺れるナイフ」の魅力

      洗練された世界観と、リアルな心理描写で熱狂的に愛され続ける少女マンガ『溺れるナイフ』。シングル表題作『ハルジオンが咲く頃』の映像監督に抜擢されています。

      8月5日、6日に、本作の舞台となった和歌山県新宮市にて、『溺れるナイフ』の公開を記念し、熊野大学Presents試写会が実施されました。

      原作者のジョージ朝倉さんは、中上健次を愛読されていました。

      村田沙耶香さんは上映後、「『溺れるナイフ』原作のファンで、すごく楽しみにしていました。

      大学の頃から、女の子の思春期の恋の話が好きで、もっと痛いものをずっと求めていました。

      ジョージ朝倉先生の『ハートを打ちのめせ!』を中学生に読んだとき、こういうものが本当に読みたかったと思いました。

      思春期の女の子の切実さ、コントロールができないものの衝動を目立たないタイプの女の子ではなく、あえて目立つタイプの女の子というのが鮮烈でした。きちんと描かれていて、以前は登場人物の暴力についてはあまり好きではなかったんですが、何度も読み返すうちに、だんだんと理解できるようになってきました。

      ストーリー あの頃、君が世界の全てで、私たちは永遠だと信じていた―。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような‘閃光’と出会ってしまう。 傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。

      原作ファンの芥川賞受賞作家・村田沙耶香、『溺れるナイフ』愛を語る

      村田沙耶香、田中康夫、浅田彰、中森明夫など作家陣も参加し、村田沙耶香は上映後、「『溺れるナイフ』原作のファンで、すごく楽しみにしていました。

      中上健次の命日である8月頭に毎年開催され、吉本隆明、浅田彰、いとうせいこう、島田雅彦、東浩紀、青山真治、中村文則、都はるみ、瀬戸内寂聴ら多彩なゲストが参加し、今日に至る。第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香氏と、王様のブランチのブックコーナーなどでもお馴染みの文芸批評家の市川真人氏によるクロストークが行われた。原作のジョージ朝倉さんも中上健次を愛読していたと後から知ったが、ここには中上健次が描こうとしたものが漫画の形でここにあるという作品。たまたま、中森明夫さんのご紹介で山戸結希さんという非常に若くて才能のある映画監督に出会い、ジョージ朝倉さんの『溺れるナイフ』を撮っていて、今年の秋に公開だと聞き、これはどうしても熊野でみなさんと観なければならない映画だと、様々な方にお願いし、本日ここで上映する運びとなりました。

      中上健次の遺したフィルム』でも中上の朗読をしている井土紀州さんが書かれています。

      コマが沢山あり、漫画全体のテイスト含め、中上健次の影響を受けた漫画家だ、だったらいけるかもしれない、と引き受けました。

      中上健次からとてつもない影響を受けた僕が、関係ない土地で仕事をしているのに、またこうして中上に引き戻されるのは不思議だなと感じています。

      山戸:和歌山では17日間の撮影を濃密に過ごしました。

      ここに来ると、血が沸き立つような不思議な土地の力を感じ、グッと体の芯が熱くなります。ないですが、隔世遺伝のような形で、ジョージ先生の作品を通して、中上健次さんの熱が、伝播して映画を撮らせていただきました。

      『溺れるナイフ』がどのような点において、中上的かというと、全能感を失った若者たちがいかにしてそこからもう一度、立ち直れるかという物語であるということ。コウちゃんという少年は神の子のように美しく、また非常に軽やかな若者。そんな彼が自分の最愛の女の子を守りそこねた瞬間から、いわば堕天使がもう一度、天に登るにはどうしたらいいかという話があり、一方、夏芽という女の子も東京の人気モデルであったが地方に転校して、ある事件によってある種の堕天があり、もう一度どうやって羽ばたくのかという、2つの堕天と再生の物語。また、田舎という遅れた都市が、都市になろうとする軋みも、中上健次が描いてきた。 山戸:ジョージ先生が真摯に向き合われている主題として、少年少女は完全な理想を目指すが、少年少女であるがゆえに、不完全な真実が露呈してしまう。少女漫画の世界では、恋をしたら永遠に結ばれるけれど、ジョージ先生はもっと真実の世界を見ている。

      全ての女性の人生には、菅田さん演じるコウちゃんのように、憧れを抱かせる男性と、あるいは重岡さん演じる大友のように、お互い等身大で自分を救ってくれる男性が存在する。けれど、憧れには終わりがあるし、等身大に甘んじては自己実現は果たされない。ジョージ先生が描く、その選択と結末は、鮮烈でした。 村田:大学の頃から、女の子の思春期の恋の話が好きで、もっと痛いものをずっと求めていました。

      を中学生に読んだとき、こういうものが本当に読みたかったと思いました。

      思春期の女の子の切実さ、コントロールができないものの衝動を目立たないタイプの女の子ではなく、あえて目立つタイプの女の子というのが鮮烈でした。きちんと描かれていて、以前は登場人物の暴力についてはあまり好きではなかったんですが、何度も読み返すうちに、だんだんと理解できるようになってきました。

      『溺れるナイフ』は中上健次で読み解ける!?特別試写会&クロストークに山戸結希監督らが登壇

      語るジョージ朝倉の同名コミックを映画化した本作には、小松菜奈に菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音ら最旬キャストが集結。浅田彰や柄谷行人、斎藤環や田中康夫、中森明夫らそうそうたる講師陣に加え、新芥川賞作家の村田沙耶香と山戸監督も講師として参加。24年目となる今回も、試写会のほか様々な濃密なプログラムが開催された。 ジストシネマ南紀で行われた試写会のプレトークには、山戸監督、脚本を務めた井土紀州、今回の上映のきっかけを作った文芸評論家の市川真人が登壇。「ジョージ朝倉さんの原作マンガはとても中上健次的な作品。山戸監督も「17日間の撮影を濃密に過ごしたこの地に来ると、血が沸き立つような不思議な土地の力を感じ、グッと体の芯が熱くなります。 上映後には、村田が「今日の上映を楽しみにしていました。

      試写を観た講義陣にとっても、刺激的な作品として映ったようだ。

      8月6日には、山戸監督、井土、市川に村田も加わり、高田グリーンランドでクロストークが実施された。市川が「『溺れるナイフ』がどのような点で中上的かというと、全能感を失った若者がもう一度、立ち直れるかという“堕天”と“再生”の物語であること。解説すると、井土は「ジョージ先生は明らかに中上健次に影響を受けているが、山戸監督はそうでない部分に反応しているかもしれない。山戸は「少女マンガの世界では、恋をしたら永遠に結ばれるけれど、ジョージ朝倉先生はもっと真実の世界を見ている。

      すべての女性の人生には、菅田さん演じるコウちゃんのように憧れを抱かせる男性と、あるいは重岡さん演じる大友のように等身大で自分を救ってくれる男性が存在する。けれど、憧れには終わりがあるし、等身大に甘んじていては自己実現が果たされない。 村田は自身の作品にもジョージ朝倉の影響があるそうで、「思春期の女の子をとことん書いてみたいと思った時、ジョージ先生の描く“場所に縛られる”ということに衝撃を覚え、影響を受けました。

      語ると、山戸は大きくうなずき、「ある世代にとって岡崎京子さんや安野モヨコさんがそうであるように、私にとってジョージ朝倉先生は“神秘”です。

      本日発表! 芥川賞の大本命はやはり又吉直樹『火花』だった! あの選考委員がイチ押しで...



      しかし、いつもであれば選考会前に下馬評が流れてくるものなのだが、今回はなぜかそれもない。どうやら又吉のこともあり、選考委員もかなりナーバスになっているようだ。

      だが、又吉は有力候補者であるどころか、"大本命"といってもいい。 そもそも、これまでも数多あったお笑い芸人が執筆した小説と又吉の『火花』が大きく違うのは、本作が文芸誌に掲載された純文学作品だったことだ。

      そのため今回芸人として初めて芥川賞にノミネートされたわけだが、3月に即単行本も発売されたことから単行本化作品が対象となる直木賞にノミネートの可能性もささやかれていた。芥川賞も直木賞もどちらも狙える状況を、『火花』の版元であり両賞の勧進元でもある文藝春秋はつくっておいたのだ。

      ちなみに、又吉が芥川賞にノミネートされたことが発表されたのは6月19日。たんなる偶然なのか、それとも文藝春秋が狙ったのか......。 しかも、又吉がこれまでのタレント作家と一線を画しているのは、筆力の高さがタレント水準ではないことに加え、すでに又吉が文壇にかなり食い込んでいる、という点だ。

      たとえば、又吉はブレイク前から、芥川賞作家の中村文則や長嶋有、直木賞作家の西加奈子らと交友してきたことは有名。くに西は作家の友人が多く、又吉は西の紹介を通じて多くの作家たちと親交を深めている。

      また、若手作家だけではなく、文壇の大御所も又吉を評価。そのひとりが、芥川賞の選考委員を長らく務めていた古井由吉だ。

      又吉は以前より古井のファンであることを公言しており、文芸誌で対談したり、古井が主催する朗読会に足を運んだり、自分のラジオ番組に古井をゲストとして呼んだりと距離を縮めてきた。ちろん、又吉は文壇バーデビューもすでに果たしている。

      上から目線で発言し、何様か!と文壇から総スカンを食らったのとは、じつに対照的である。

      しかし、最大の問題は、芥川賞の選考委員が『火花』をどうジャッジするか、ということだ。

      最終決戦では『私の恋人』3票対『火花』2票だったのだが、その2票を投じたのは辻原登と川上弘美だ。

      川上は芥川賞の選考委員でもあるので、芥川賞でも彼女は又吉を推すだろう。 さらに、下馬評が流れないなか、わずかに得た情報によると、川上以外に、小川洋子も『火花』を評価しており又吉を推すとみられるほか、さらに2人は又吉推しという情報も聞かれた。また『火花』に対して否定的な選考委員がほとんどいないという見立てもあり、『火花』が選考の軸となることはまちがいなさそうだ。

      加えて、石原慎太郎が辞任して以降の芥川賞選考委員は、"空気を読んだ"選考を行っている点も見逃せない。芥川賞を受賞した田中慎弥と円城塔を最後に、2作同時の受賞がない。2作受賞とは、だいたいはどちらかの受賞に強硬に反対する人がいたときにとられる選択肢。つまり、石原が辞めて以降、選考会では受賞者が誰かにまとまりそうになったら異論を唱えたりせず、だいたい話はまとまっているということだ。

      しかもその結果は、主催社の文藝春秋の意向や出版界の空気を読んだ結果に収まりがち。 というのも、瀕死の出版界にとって又吉は、願ってもない"救世主"だからだ。

      これはたんに又吉の本が売れるというだけの話ではなく、彼が登場した雑誌や、推薦した本がことごとく売れる、という恩恵をもたらしているのだ。

      こうした効果を又吉はこれまでも数々と生み出し、結果、本の帯や解説の依頼が殺到し、雑誌でも対談やインタビュー、エッセイ、連載とフル回転。本の特集だというのに又吉の相方である綾部祐二もセットでねじ込まれ、書店で本を選ぶという企画では活字をまったく読まない綾部が苦し紛れに八千草薫の写真集やイームズのカタログを選ぶという珍妙な事態も発生していた。それでも、どの出版社も"又吉"という看板が欲しいのだ。

      黒田夏子の75歳史上最高齢受賞以来、話題性という面では乏しい結果が続いている。

      他方、受賞はしなかったのに、先日の三島賞は又吉がノミネートされたというだけで大きく取り上げられた。芥川賞の勃興のためにも、出版界の起爆剤にするためにも、ここは又吉に受賞させて是が非でも大きな話題にしたい。 というわけで、余程の波乱がない限り、順当にいけば又吉の芥川賞受賞の可能性はかなり高い。少なくとも、又吉を中心に選考の議論が展開されることはまちがいないだろう。今回は、芥川賞、直木賞ともに、異業種からの受賞という結果になりそうだ。


      関連キーワード - 又吉直樹 - 芥川賞 -

考察。「市川真人」とは何か?

「市川真人」を世間のツイート・つぶやきから見てみる

GGRYみんなの意見

市川真人に関する全つぶやきはこちらを -> クリック

  • 武田将明/Masaaki Takedaさん: RT @sat_osawa: 東浩紀×市川真人×大澤聡×佐々木敦×さやわか『現代日本の批評 2001-2016』(講談社)もできた! 赤いほう。
    > https://t.co/8pK6z7T87k

    - 3 日と 12 時間 1 分 26 秒前
  • iBookstore新刊情報さん: 現代日本の批評 1975-2001 (東浩紀, 市川真人, 大澤聡,福嶋亮大) が、iBookstoreで予約開始されました。1/26(金)配信。
    > https://t.co/XNjrIuRAI3

    - 1 ヶ月 10 日と 4 時間 54 分 5 秒前
  • 対米独立!!さん: 日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか [著]矢部宏治市川真人(批評家・早稲田大学准教授)
    > https://t.co/Ppb0QQrw19

    #bookasa この本は本当に名著。イデオロギー抜きにして、まずは事実を知らずに次へは進めない。覚醒せよ日本人! - 1 ヶ月 10 日と 5 時間 34 分 37 秒前
  • 群像編集部さん: RT @libro_jp: 評・安藤宏(国文学者・東京大教授)『現代日本の批評 1975―2001』東浩紀(監修)、市川真人、大澤聡、福嶋亮大(講談社) : 読売新聞
    > https://t.co/mIr08LDvub

    政治と批評とが乖離し、誰もが共有できる「大きな物語」が… - 2 ヶ月 3 日と 17 時間 35 分 38 秒前

話題のトピック