なぜ「岩崎宏美 夫」なのか?

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        総合的なヒット分析で 松任谷由実の真の名曲を探る「臼井孝のヒット曲探検隊 ~アーティスト別 ベストヒッ..

        CD、音楽配信、カラオケの3部門からヒットを読み解く『臼井孝のヒット曲探検隊』。この連載の概要については、第1回目の冒頭部分をご参照いただきたい。ただし、第5回の安室奈美恵からは2017年末までのデータを、そして今回からは2018年12月第3週までのデータを反映している。

        映画を想起させる情景描写や場面設定、後に夫となる松任谷正隆が中心となって作り上げた垢ぬけたサウンドやそれに相応しい洗練されたメロディー、さらに高音で張り詰めた歌声になる不思議かつインパクトのある歌唱で、当時の歌謡曲やフォークの世界とは一線を画していた。その結果、76年は年間アルバムTOP20に旧作や新作が計4作もランクインするほどの人気となる。45周年記念ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。年間アルバムTOP10に 76年末に結婚し、翌年から松任谷由実として音楽活動を再開。大ヒットで、本作を収録したアルバム『昨晩お会いしましょう』からはさらに累計40万枚を突破。以降も95年頃まで年間TOP10レベルのセールスをキープ。Kiss』では、初のミリオンヒットを記録し、以降95年の『KATHMANDU』までミリオンセラーを連発した。また、40周年を記念した12年のベスト盤『日本の恋と、ユーミンと。なり、今なお週間TOP100近辺を推移するほどのロングヒットとなっている。

        作詞:松任谷由実で参加し、こちらもオリコン1位を獲得。シンガーソングライターとしても、また作家としてもヒット曲を飛ばす点からも、中島みゆき、竹内まりやと並んで三大女性シンガーソングライターとして彼女たちが大いにリスペクトされる要因だろう。シングルだけでは語れない存在に なお、ユーミンは特色のあるLIVEを果敢に取り組むことでも有名。まだツアーという言葉が一般化していなかった76年から全国縦断コンサートを毎年のように敢行し、78年から04年までは夏の逗子マリーナ、81年から現在に至るまで冬の苗場プリンスホテルにて、リゾート地でのLIVEを行なうなど、これもライフスタイルに沿った音楽フェスが隆盛する30年以上前から始めていたことに驚く。 さらに99年、03年、07年には、サーカスやアーティスティックスイミング、フィギュアスケートとリンクした奇想天外なコンサートショー『シャングリラ』シリーズ、12年、14年、17年には、演劇と音楽が交差した舞台『ユーミン×帝劇』シリーズと、その可能性はとどまることを知らない。この点も彼女がレコードやCDのセールスだけでは測れない凄さだろう。だからこそ、この総合的なヒット分析で真の名曲を探ってみたい。帝劇Vol.3『朝陽の中で微笑んで』予告篇 ※同点の場合は、3部門のバランスから上位を決定した。赤い網掛けはアルバム収録曲、青い網掛けはシングルのカップリング、黄色い網掛けは提供曲のセルフカバー。ダウンロード数が高かったことを考慮して独自にランキングを作成した。

        しかし、これら3曲は単にシングルがヒットしたのではなく、配信やカラオケでも人気がある。し、ユーミンがタイアップの威力にかまけて、各ドラマともリンクせず、共感を呼ばないような内容だったなら、ここまで多面的にヒットしなかっただろう。つまり、ユーミンは大ヒットが望まれるドラマにて大ヒットして然るべき名曲を提供したということだ。

        主題歌となったラテンテイストのアップテンポのナンバーで、プロモーションビデオも炎やライト全体にオレンジがかった情熱的な映像が印象的だ。

        サスペンスタッチのドラマを盛り上げるに相応しい、妖しげな曲調も相乗的なヒットの要因と言えるだろう。LIVEで歌われる際もクライマックスに向けた派手な演出になることが多い、盛り上げ役として重要なナンバーだ。

        発売当時もミリオンヒットとなったが、その後も読売新聞、サントリー『BOSS』、ANAなど様々なCMに起用されたり、音楽や国語の教科書に採用されたりと、まさに語り継がれる名曲となっている。

        これはコーラス部分を一般から広く募集し原曲と重ね合わせたバージョンをネット配信し、その収益を全額寄付するというものだった。また、同年末の『NHK紅白歌合戦』にも出場し、紅組/白組関係なく会場が一体となったコーラスのもと、平和を祈るようにユーミンが絶唱したことも記憶に新しい。こうした映像面での工夫もユーミンはずば抜けている。

        その為、サビのフレーズや全体の情景で共通点が見られる。“夏”というキーワードを増やし、少しテンポを上げることで青春群像劇に沿ったものとなっている。

        無双状態にあった平成初期のユーミンに対し、ダメ出しをしたドラマスタッフもすごいが、それに応えて染みるバラードを再考したユーミンの才能にも驚かされる。だが、テンポ感のあるカントリー風のアルバムバージョンの方が人気なので、ここではアルバム曲と位置付けた。と70年代から80年代初頭にかけて長期にわたって起用された不二家『ソフトエクレア』CMソングとしてお茶の間で人気だったが、89年にスタジオジブリ映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマに起用されたことをきっかけに、その後も何度かドラマ主題歌やCMソングに起用されており、さらに幅広い世代で人気の楽曲となった。そうしたことが、この配信ヒットにつながっているのだろう。FACES』では荒井由実と松任谷由実がデュエットしたバージョンを収録し、こちらも話題となった。スタジオジブリ映画のタイアップ効果による配信やカラオケのロングヒットが影響している。

        スタジオジブリ関連の3曲はいずれも荒井由実名義で、若い世代には松任谷由実と同一人物だと知らないリスナーが少なくないというのも分かる。B面曲で、同月20日に発売された1stアルバム『ひこうき雲』のタイトル曲として知られていたが、13年にスタジオジブリの長編アニメ映画『風立ちぬ』の主題歌として人気が再燃し、なんと各配信チャートで週間1位を獲得し、ダウンロード数は25万件を突破するほどに。これは70年代の楽曲ということを考えると非常に特異な現象だ。

        駿の絵本がついたLPサイズで発売され、アナログ盤が付属するタイプも好評を得た。2010年代後半になってアナログ盤の再評価が進むが、その数年前からその意義を見出していたことも、今から考えればさすがユーミンと唸らされる。 それは単に大型タイアップゆえのヒットというより、大空を感じさせる曲想や歌詞の内容から、映画内のヒロインの儚い生命と、楽曲に登場する少女が見事にシンクロしていることも大きいだろう。ユーミンの楽曲にはタイアップ作品の随分前に発表されているのに、まるで宛書されたかのようにハマっているものが多い。方は75年のシングル5作目で、当時オリコン最高45位、累計約7万枚のヒットだったが、89年公開のスタジオジブリ映画『魔女の宅急便』のオープニングに起用され現在に至るまでカラオケで長く歌われることに。バスルームにルージュで伝言を残して家出をするなんて、洋画のワンシーンみたいだし、当時の少年少女は大いに憧れたに違いない。また、山下達郎や吉田美奈子、大貫妙子が参加したドゥーワップ調のコーラスも印象的で、演歌やフォーク全盛の頃に作られたサウンドとは思えぬほどオシャレだ。

        卒業アルバムを聴くたびに、青春の輝きを思い出すというノスタルジックなバラードで、こちらも卒業シーズンの定番曲となっている。

        /荒井由実 このように大ヒットシングルではないのに配信やカラオケで長く愛されるような、いわば“記憶のヒット曲”が多いのがユーミンの特長だ。

        こうした現象はアルバムやLIVEなどを通して、その世界観全体が支持されているユーミンならではだろう。また、誰かから守られる女性という、受動的なものがそれまで多かったのに対し、“守ってあげたい”という能動的なラブソングであったことも、女性の活躍が目覚ましくなりつつあった時代に大いに受け入れられ、29週にもわたってTOP100入りするほどのロングヒットとなった要因だろう。その後も、ミノルタ、三菱自動車など時代を超えてタイアップに起用されている。

        また、冒頭に書いたように本作を収録したアルバム『昨晩お会いしましょう』から、ユーミンのアルバムメガヒット時代の幕開けとなる。山本潤子による透明感のあるコーラスで始まるイントロが印象的で、イントロクイズでもよく出題されるほど。起用されたが、ドラマの放送時期は75年8月~11月に対し、本作がオリコンTOP10入りしたのは75年11月末~76年2月なので、これはドラマタイアップがアーティストパワーを超えてセールスに影響した90年代とは異なり、楽曲自身の魅力が主体となったヒットと言えそうだ。

        やはりアルバムオリジナルの名曲がずらり!それぞれかいつまんで触れてみたい。緊迫感の伝わるイントロの演奏音と《どうしてどうして僕たちは出逢ってしまったのだろう》のフレーズのインパクトや、タイアップとなった三菱自動車CMソングに相応しい車を題材としたアップテンポのナンバーで、アルバム曲ながら有線放送で89年度年間9位になるほどの大人気に。クリスマスを恋人たちの一大イベントに変えたといっても過言ではないだろう。その後、87年の映画『私をスキーに連れてって』の挿入歌となりその傾向は確固たるものとなった。収録されたアルバムということで、『SURF&SNOW』は87年~88年に再ヒットし、累計42万枚超の大ヒットに。 歌詞は振られて未練タラタラの女性が元彼の車に愛のメッセージを残し、いつか再会を願っていたのに、会った日に限って履いていたのが安いサンダルだったという、ユーミンにしては珍しくちょっと不格好な女性が主人公だ。

        だからこそ諦めて次の恋に行くのが運命というふうに促しているから、エールソングにも取れる。脈略もなく、翼を広げたり、奇跡を起こしたりといったものとは一線を画している。

        76年の4thアルバム『14番目の月』収録の、穏やかに車が駆けていきそうな画像が浮かぶようなミディアム調のナンバー。とはかまやつひろしと番組共演するにあたって彼のために書いた楽曲らしく、確かにムッシュのちょっと突き放したような歌声とよく合っている。

        /荒井由実 これだけアルバム曲ばかり並べても全然語った気になれない、それこそが彼女の偉大さなのだろう。どうかご容赦いただき、あとはご自分でそれぞれの魅力を見つけていただきたい。“詠み人知らずとして残っていくこと” 近年、ユーミンがテレビやラジオに出演する際、ちょっぴりスパイシーで快活なトークで場を盛り上がるエンターテナーぶりは健在なのだが、それと同時に亡くなった方や病に伏している方に思いを馳せる場面でしみじみとした表情で語ったり、時には涙を流したりと、とても繊細で愛情深い人でもあるのだと気付かされる。 また、近年のユーミンが理想としてよく語っている“詠み人知らずとして残っていくこと”という言葉も印象的だ。

        つまり、情報社会ゆえに彼女自身が忘れられることはないだろうが、既にその“詠み人知らず”に並ぶレベルのスタンダードな楽曲は生まれているのだ。

        60代となってからもアルバム『宇宙図書館』がオリコン1位を獲得し、累計10万枚を超えるヒットを飛ばしているが、常に時代を先取りしてきた彼女だからこそ、今後は“老いを受け入れつつも輝く方法”に繋がるような作品を生み出しそうな気がする。80年代後半から90年代に彼女の楽曲による洗礼を受けたファンがのべ数千万人いることを考えると、今後、多くの人々の共感を得るような更なる名作が誕生する可能性は決して少なくないだろう。以降、様々な音楽作品のマーケティングに携わり、05年にT2U音楽研究所を設立。をする傍ら、共同通信、月刊タレントパワーランキングでも愛と情熱に満ちた連載を執筆。

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        TM NETWORK宇都宮隆ソロデビュー25周年記念アルバムにつんく♂、尾崎亜美との初タッグ楽曲収録!

        今回収録される新曲の作家陣には、つんく♂、尾崎亜美、レベッカ土橋安騎夫、nishi-kenと錚々たるメンバーを迎え入れ、過去、現在、そして、未来へ向かっていく宇都宮隆を体現したソロ25周年にふさわしい内容となっている。

        その中でも注目すべきは、つんく♂、尾崎亜美と初タッグ楽曲。 宇都宮自身以前から一緒に音楽をやりたいと語っており、つんく♂作詞作曲の『未来へ』について宇都宮は 「つんく♂くんワールド全開の歌謡曲的なロックナンバー。大変な時代だからこそ、ネガティブに捉えるのではなく...という思いで、未来に向けて歌いました。

        PANDEMIC』は今回アルバム用に改めてミックスが施され、それぞれの楽器が際立つライブ感満載の迫力あるサウンドに仕上がっている。

        特典映像にはこのミュージックビデオも収録されており、還暦とは思わせない宇都宮のパフォーマンスにも注目だ。

        for...』だが、もとは土橋安騎夫が宇都宮の60歳のバースデープレゼントとして制作した楽曲。弦アレンジには数々のアーティストのレコーディングやライブで活躍しているNAOTOが参加。宇都宮のやさしい歌声と弦のハーモニーが素直に心に響く、普段忘れかけている感謝の気持ちを思い出させてくれる7分超えの大作になっている。

        て、過去に披露された楽曲の中から岩崎宏美の『思秋期』、山本リンダの『どうにもとまらない』のカバーも収録。名曲へリスペクトを込めたアレンジにもぜひ注目してもらいたい。PANDEMIC』ミュージックビデオの他、長年宇都宮のレコーディングに携わってきた伊東俊郎との居酒屋対談や、ギタリストの野村義男が一問一答形式で宇都宮の素顔を暴くインタビュー映像『”25の宇都宮隆”インタビュー』を収録。レコーディング風景やリハーサル風景なども収められており、普段なかなか垣間見ることのできない貴重な映像作品に仕上がっている。

        ボーカリストとして、そしてソロアーティストとして宇都宮隆が“生きる喜ひ”を歌う、そんな記念すへき作品になっているので、発売を楽しみにしたい。

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