なぜ「School Closing」なのか?

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      NY Issue : Interview with Meguru Yamaguchi

      NY在住の日本人アーティストの中は数多くいるが、いま一際注目を集めているのが山口歴である。東洋と西洋双方の文化から影響を受け、グラフィティやカフィオグラフィを昇華させた独自の筆致をアクリル、樹脂、スプレーなどを用いて表現。ストリートとファインアートをも自在に行き来しているかのように見える山口に、過去、現在、未来を聞いた。 ――まず画家を志した動機とNYに移るまでの過程を教えてください。鳥山明先生は未だに大好きなんですが、一生敵わないじゃないですか。親父がファッションデザイナーだったんですけどその生活を見ていても大変そうだし、ファッションも違うな。これだったら自分の良さも出しつつ、やりたいこともできながら楽しくおもしろいことをできるかなと思って画家を目指しました。

      絵は小さい頃から好きだったけど、色々遊んでいた時期もあったので、本気で始めたのは高校卒業してからです。日本でアーティストになるというとまず美大芸大に行かなくてはいけないというマインドセットがある。実際苦労して入って卒業してもアーティストになっている人は稀有で、よほど有名な奈良美智さんクラスの人しかいない。そういう現実を見て、既存のルートに乗らずとも画家として生きていける方法がないかと。いろいろ話を聞いてみるとNYは日本と違って自由らしいと。それで23歳くらいのときに勢いで来てしまいました。

      だからこそ自由にできている気もしますし、逆にNYのほうが学歴社会なんだなというのは来てから感じました。

      ただここ5~6年でソーシャルメディアによって一変しましたよね。

      以前名和晃平さんにお会いしたときに『これからは個人がメディアになる時代だからね』とおっしゃっていて、どういう意味なのかなとずっと考えていたんですが、こういうことだったのかなと。booneのような大手ギャラリーで展示することだと思うんですよ。 ――一方でベースとなる場所が大切という意味もわかります。僕を含めて日本人はNYに対する憧れが大きいので、ブルックリン発というと聞こえが良かったり。 ――いま、歴さんはファインアートとして見られていますよね。

      例えば、最近KAWSが日本の美術業界では持ち上げられていますけど、僕が20歳くらいのときはストリートのアーティストだったんです。格好いい作品を生み出していたし、NIKEともコラボしていたりして、それがファインアートしてアメリカで一番押し出されていてーーそういうのがいいなと。所属はしていないんですが取り扱いギャラリーはいくつかあって、最初は値段が出ていたんですが今は伏せているんです。 山口「それは真剣に考えて取り組んでいるところです。僕自身タイムラインで見ていて目が留まるものはビルや空、大きいアートピースなどで、瞬間的にいいねを押してしまうんです。先ほどに続いてこれまた失礼ですが、大きさに比例して価格も上がる。 山口「家の大きさも違いますし、その壁に飾られるアートは必然的に大きくなりますよね。

      それが売れればアーティストはまた大きなスタジオを借りれるし。 山口「CHARI&COというブランドで2013年に壁画をやらせてもらったんですが、ずっと試行錯誤していて。4年くらいその理由を考えて、僕は壁に描くことをキャンバスのように四角の中で小さく考えていたなと。Futuraが日本で美大受験したら絶対に受からないじゃないですか。何が違うのかと考えたら、カルチャーに行き着くんですよね。

      Futuraのスタイルはもちろん格好いいんですが、それ以外のところにも価値があると思うんです。絵だけの価値だけではなく、音楽やファッションとも結びついていて、リアルだった。他国の人達が表層的な部分だけ捉えてやるのとこっちのリアルでは全く違う。逆説的に言えば、だからこそ東京で生まれたストリートカルチャーはおもしろいんですよね。

      ――音楽で言うと洋楽に近いものは海外での評価が厳しく、ヴィジュアル系のように独自の変化を遂げたもののほうが受け入れられたりとオリジナリティが求められると思うんですが、歴さんの作品は日本独自でもなければ海外の影響だけでもない、どちらでもないもののような気がしていて。 ――さらにプロデューサー的な考え方もできる。何が廃れないのかなとか考えた時に筆跡に行き着いたので。ゴッホの絵もストロークが残っていて、どの時代でも国でも筆跡はあるし、残っている。

      これを極めたらただのファッションでは終わらないのかなと。そこだけは負けないように1日1筆は必ず描いて、僕にしか出来ない自分のストロークでというのをずっと練習していました。

      少しだけ使っているんですけど、マテリアルでスプレーを入れるとストリートの良さも入るので。僕が言うブランディングというのは、有名になるためというより、自分が格好いいと思うのはなんだろうと突き詰めて、掘り下げて、固めていくことです。ある時自分が心から納得いったら作品が売れる、ということ事に気付きました。

      自信過剰ということではなく、逆に売れることを意識して作ったものは売れず、純粋に格好いいと思うものが売れていったという実体験が根拠になっていて。 ――しかし歴さんのミックスが何故受け入れられたのかというのは、やはりすごく興味深いです。日本画や浮世絵が受け入れられるのはわかりやすいですけど、西洋の要素が入っていると厳しい目で見られるはずなので。食事にしても、日本人って他国のものを取り入れてその国より美味しいものを作ってしまったりする。そういうサンプリングやミックスが特性だから、多分僕だけじゃないと思うんですけどね。

      僕が特別上手いとは思っていないですけど、センサーやアンテナは常に張っていますし、子供の頃から今日まで、日本でもアメリカでもギャラリーや美術館で世界中の色んな作家の作品を見たり、インスタグラムでも毎日コンテンポラリーアートのチェックをしていて。大量に良質の音楽を聴いていたらミックスCDも格好いいのを作れるじゃないですか。 山口「SNSなどで注目を集めることはできても、耐性や強さがないと残らないので1つの事を追求する職人的な要素も必要になっていきますよね。

      3、4年前とはまた違う動き方しないといけないとは感じています。

      だから僕も壁画をやったり、常に新しいことを仕掛けていて。ここ2年くらいで3D(立体)の筆跡のシリーズも始めました。

      それも元々はインスタグラムからインスピレーションを受けたんですが、iPhoneで見た情報をインプットして、どうアウトプットし、それがまた他のiPhoneでどう映るのかということを考えていくのもおもしろいですよね。

      みんなが有名になれる時代になったからこそ、実際に見た時もヤバいものを作りたいし、そのためには絶対的に努力が必要で。 ――強い、はやい、スマートで、さらに基礎と忍耐がある。 山口「来年また大きなプロジェクトが数個あります。ブロンクスの歴史ある大通りでの壁画のプロジェクトも年始から始まるので。
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